最新応募事業

ブロック:近畿ブロック
道府県連:福井県連
単会名:敦賀商工会議所青年部(敦賀YEG)
事業名称:高校生が作り上げる一日を 敦賀市高校生合同文化祭 TonTeen2023~Youth is ALIVE!?~
開催日:2023/08/11
開催場所:きらめきみなと館・金ヶ崎緑地公園
開催目的・内容:開催目的 

【事業の目的】 敦賀YEGは、これまで「まちの賑わい作りのプレイヤー」としての役割を担ってきました。 自らがイベントを企画、運営するという形で、まちの賑わいを創出し、地元経済の活性化に寄与して参りました。 しかし、少子高齢化により、まちづくり事業へ参画する人員が減少していくという問題を抱える敦賀市にとっても「まちづくりプレイヤーの発掘と育成」が近々の課題でありました。 敦賀YEGとしても「自らがプレイヤー」というポジションから、プレイヤーを発掘し、まちづくりを担うパートナーと繋ぐ「プロデューサー」へと舵を切り替える事になりました。 同時期に敦賀市も行政として、敦賀の魅力を発見・可視化・発信していく「敦賀をひろげるプロジェクト」をスタートさせ、市は「大人」のプレイヤーの発掘と育成を、敦賀YEGはより若年層の高校生を中心とした次世代を担う「子ども」のプレイヤーの発掘と育成を分担して行っていき、官民で協働し同じ方向を目指しております。 われわれ敦賀YEGは、敦賀の「活性化」と高校生による運営を通し「キャリア教育」に繋げ、将来のまちづくりに対する「想い」を感じてもらい、『敦賀の魅力』を再認識するきっかけとなるイベントを開催し、今春に控えた「北陸新幹線敦賀駅開業」への賑わいづくりに貢献すべく、令和3年春に地元高校生による「TonTeenプロジェクト」を3か年計画で立ち上げました。 【「TonTeenプロジェクト」について】 TonTeen=敦賀市内の高校生の親睦と、企画力・文化向上を目的として、令和3年にスタートした「敦賀市高校生合同文化祭」の呼称を高校生自らが考案した造語(「敦賀の‘敦’:Ton」と「teenagerの‘Teen’」)。 敦賀YEGが高校生同士のコミュニティ形成と、イベントの立案・広報・運営の後押しをし、コロナ禍での行動制限のある中、学生主体で開催。 TonTeen高校生合同文化祭を開催して将来の街を担う学生の皆さんのアイデア、情熱を形にしていくプロセスで、様々な可能性を発見しました。 ①発信・広報力 ②タレント力 ③新しい魅力発見、ブランディング力 ④咀嚼力(本質を簡易な言葉で表現する力) ⑤行動力  これらの「可能性」を、現在、まちづくりを担う「パートナーと繋ぐ」ことで、新しい価値が生まれるのではないか、と考えられます。高校生の「楽しい」を街のにぎわいに。それが「TonTeenプロジェクト」です。 【TonTeenプロジェクトそれぞれの目的】 ●高校生の目的 ・仲間を作ろう ・文化祭を楽しもう ・敦賀の元気をたくさんの人に知ってもらおう ●YEGの目的 ・未来を担うプレイヤーの発掘、育成 ・若いアイデアと社会を「繋ぎ」、経済効果・実績に着眼点を置く ・プロジェクト、文化祭を通した「気づき」を提言として集約する ●行政、市民の皆様の目的 ・若い世代への応援(投資)は、地域活性の循環(人づくり)である認識を広める ・新しいアイデア、取組を広報し、地域の魅力のひとつとして活用する ・学生の皆さんに対し「社会性向上の教育者」としての役割を担う 【事業の効果】 3か年計画で企画された今回の事業。 企画・運営を各高校の生徒たちと共に行うことで、継続性に繋げ、成長性を見据えた事業にすることで、多種多様な発展に繋げていきたいと考え立ち上げました。 初年度に携わった高校生が、卒業した後も、このプロジェクトに携わり、後輩たちの育成を敦賀YEGメンバーと共に行うという事を初年度に可視化いたしました。 3年目の今年度は、卒業した1期生が、OB・OGとして、後輩たちを実行委員会に誘い、進学した県外先からWebミーティングに参加しアドバイスをし、SNSを通じて現役生のサポート・フォローを行ってきました。 今年度の3期生のうち、3年生についても卒業し就職した後、次年度から後輩たちのサポートをしていきたいとの声をいただいております。 また、1期生メンバーの進学や就職にあたり、本プロジェクトへの参画が彼らの進路へ多大な影響も与えました。 「地域活性化」の楽しさを知ったメンバーは、大学の地域創生学科に進学。 教育学部に進学したメンバーは、教師を目指し「将来学校側としてTonTeenに携わりたい」との事。 CMプランナーを目指し進学したメンバーからは「最初に制作するCMは敦賀市をPRするものに」との声。 ロゴマーク・ポスターの作成を担当したメンバーは、美術短大の受験の際に、イベントへの参画・成果物を面談時に使用する事で一定の評価をもらえたとの事。 ホームページの作成を担当したメンバーは、IT・プログラミングを学ぶ専門学校へ進学。 プロジェクト参加当初は市外への就職を視野に入れていたメンバーが、事業参画を通して敦賀がより好きになったと、市内企業に就職。 また、今年度のクラウドファンディングでは、地元企業が人材採用活動の一環としてご支援いただいたケースもありました。 このプロジェクトは、新たなコミュニティを形成し、まちづくりプレイヤーを発掘し育成するのみならず、副産物として、Uターンに寄与し、また、地元を離れたメンバーについても、地元敦賀の魅力を沢山の方々に発信できる人材が自然と育ってくれているように感じております。 【企画の経緯】 当実行委員会では令和3年度、4年度と、地元高校(敦賀高校・敦賀工業高校・美方高校・敦賀気比高校)の有志による「敦賀市高校生合同文化祭」を開催しました。 当初は新型コロナウィルス感染症の拡大防止の為の活動制限がある中で、敦賀YEGとして「何かできないか」と検討し、各高校に呼びかけ、「合同文化祭」の立案に至りました。 3年度は県独自の緊急事態宣言により完全オンライン開催でしたが、4年度はリアル開催とし、4年8月11日、きらめきみなと館において、高校生約400名、一般約500名の方にご来場いただき、ステージ・各種パフォーマンス(吹奏楽部、ダンスチア、合唱、ギター弾き語り、のど自慢、その他独自企画)、楽器演奏体験、模擬店、展示ほか各種イベントを実施いたしました。 今年度は、新型コロナウィルスが5類に引き下げられるなど全体的にイベントが実施しやすい環境が整ってきております。 合同文化祭でしか得られない各学校の高校生による企画運営と「交流」やプロジェクトとしての「キャリア教育」、そこで生まれる賑わい、模擬店などでの商品を「地域活性化」に活かし、昨年度までに培った知見を基に、高校生と共に当事業の発展に繋げていきたく存じます。 今年度は、高校生実行委員会メンバーを増員(2期生9名→3期生28名)し、学校・学年・部活動などの垣根を越えた、皆が楽しめる合同文化祭の準備、企画、運営を目指しました。 【合同文化祭TonTeen2023の内容】 3月22日のキックオフミーティング(2期生OBから次世代の実行委員候補をピックアップしてもらい事前会議)から始まり、各チーム(ステージ/模擬店/縁日/CM/SNS・クラファン/HPのチーム)に分かれ、延べ100回を超える会議(集まれない時はWebミーティングを活用)を経て、本祭の8月11日まで全力で駆け抜けました。 イベント当日の内容は、ステージ発表(福井県内の高校の吹奏楽部や書道部パフォーマンス、ライブパフォーマンスなど)、縁日の開催、体験コーナーの開催(各高校から様々な体験ブース)、各キッチンカーの誘致、他校同士の交流(ナンパ王や来場者参加者の企画)、普段の学校祭では体験できないような企画(eスポーツ大会や、ご当地ドリンクさわやか一気飲み対決、激辛対決、ボディビル対決、24分マラソンなど)。 また、勝山YEGさんにご協力いただき、勝山高校吹奏楽部による演奏、美術・書道作品の展示、繊維産業から出てくる廃棄生地を使ったリサイクルワークショップを出展いただきました。 上記の企画を考えるだけでなく、高校生自らSNSやCM、クラファン、ラジオなどを使ってTonTeen2023の広報活動も全力で行いました。 クラウドファンディングでは、前年度の1,242,000円を超えたいと目標金額を100万円に設定し、結果1,362,000円(72名)のご支援をいただきました。 当日の集客は、前年の900名を大幅に超えた1,400名、キッチンカー、模擬店の売上も昨年度を超え、大成功となりました。 総じて参加してくれた高校生は皆、向上心が高く、それぞれのスキルアップに繋がったと感じております。 進学クラスに在籍するようなデキる子だけが活躍するのではなく、全体として成長できる、そんなTonTeen実行委員会がキャリア教育の登竜門になってくれると幸いです。 【敦賀市高校生合同文化祭 TonTeen2023~Youth is ALIVE!?~僕たち・私たちの143日間】 地元ケーブルテレビ局でも密着取材を受け、特別番組を制作いただきました。 実行委員会の高校生たちがナレーションにも挑戦しました。 https://www.youtube.com/watch?v=e3UQ0oDG4Aw

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